ホノルルで毎年12月の第2日曜日に開催されるのはなんでしょうか~?!
「ホノルルマラソン」です。正式名称は『JALホノルルマラソン』です。時間制限なし、そしてみんなが大好きなハワイということもあり、フルマラソンデビューはホノルルで。というランナー達や、ランニング仲間でワイワイと走れるのが楽しいという方々。毎年家族旅行を兼ねて、ホノルルマラソンに行くという方もいらっしゃいます。
大会スポンサーのオフィシャルスポンサーは日本航空です。ゼッケンにはJALのロゴが刻まれています。サポーティングスポンサーは、アディダス・ジャパンとMUFGカードです。アディタスがサポーティングスポンサーになったのは、2011年からです。2011年のフィニシャーズTシャツはオレンジで、素材は吸汗速乾素材です。2012年は黄色のフィニシャーズTシャツでした。今年は何色になるのでしょう?!毎年、ホノルルマラソンを走る楽しみの中にフィニシャーズTシャツコレクションの方もいるかもしれないですね。ゴールしないともらえないフィニシャーズTシャツ。ホノルルマラソンの当日の午後は、ホノルルの街はフィニシャーズTシャツを着た人達であふれかえります。1973年から始まった第一回ホノルルマラソンですが、第一回の参加者は167人で日本人はゼロでした。1976年第四回から日本人参加者がいますが、1名です。ちなみに昨年2012年は第40回でした。日本人はなんと16,283人、総参加者(日本人含む)は31,083人なのでいかに日本人に人気のあるマラソン大会かお分かりになると思います。
特にここ数年、ランニングブームになり皇居ランは地方に住むランナーの聖地とまで言われています。皇居の外周は1周で約5キロと区切りも良い距離ということもあり、大人気です。そして周辺のホテルでは、ランニングをからめた宿泊プランもとても充実しています。皇居や駒沢公園に限らず、朝や夜、また夕方などもランニングしている人達をたくさん見かけます。以前はそんなにランナーを町で見かけることはなかったのではないでしょうか?!2007年に東京マラソンが開催されましたが、マラソンブームは東京マラソンの少し前ぐらいと言われています。大きなフルマラソンの大会も東京マラソンの他にもありますし、ハーフマラソンや女性のみのウィメンズマラソンなども開催されています。(名古屋ウィメンズマラソンでは完走者全員にティファニーのオリジナルネックレスがタキシードの男性からプレゼントされます。制限時間7時間)
そして、ランニングをしている芸能人や有名人の方々もたくさんいらっしゃいます。最近では、ips細胞でノーベル賞を受賞された山中教授もフルマラソンを走られることで知られています。今は政治家の東国原もベストタイが3時間06分なのでかなり早いです。そして、市民ランナーの星と呼ばれる、公務員ランナーの川内優輝の活躍も市民ランナーでもやればできる!といったモチベーションに繋がっているのかも?!しれません。2011年の東京マラソンで日本人男性トップとなった3位で川内選手はゴールしましたが、日本男子マラソン界には大きな衝撃が走ったといわれています。市民ランナーの中でもエリートランナーと呼ばれる、フルマラソンを2時間半を切って完走してしまう市民ランナーですが、まさに公務員ランナーである川内選手は市民ランナーの星です。谷川真理も元々は市民ランナーでした。中学・高校と陸上部に所属していましたが、練習嫌いということもあり南関東大会が精一杯だったようです。高校卒業後、専門学校から都内の企業でOLとして働いている時に、皇居を走る市民ランナーの姿を目にして、お昼休みに走るようになりました。そして市民マラソンで優勝したことで、一気に注目を浴びて実業団入り(資生堂)へ入り、トップアスリートへと飛躍しました。平凡な市民ランナーから、オリンピックの候補者まで登りつめたという点では先駆者ともいえると思います。
そして、ランニングはブームから発展して、生活の一部として、定着してきているのではないでしょうか。通勤時にランニングスタイルで通勤する人、帰宅ランといって会社からそのままランニングで帰宅する人。会社の休憩時間を利用して、周辺をランニングする人などみなさんがランニングを生活の一部として、上手に組み込んだ生活スタイルを送っているようです。会社でランニングチームを発足させて、お揃いのユニフォームを作り、練習は「ノー残業DAY」の水曜日に、メンバーで集まり練習したり。最初は練習だけだった社内のランニングチームも、みんなでランニング大会にエントリーしたり、駅伝に出たりと楽しんでいる様子がランニング雑誌などでも伺えます。
またランニングから始めて、トライアスロンへはまる人もいます。作家で有名なのは村上春樹です。走ることを題材にした「走ることについて語るときに僕の語ること」というエッセイのような本を出しています。ちなみに204村上笹川トライアスロン 3時間04分06秒です。毎年のようにフルマラソンを走り、ウルトラマラソンで有名なサロマ湖100キロマラソンにも出て完走しています。
トライアスロンは自転車とスイムが入りますが、フルマラソンの他にもウルトラマラソンがあり、トレイルランというジャンルもあります。トレイルランニングは、舗装路以外の山野を走るものですが、不整地を走るランニングスポーツの中には、クロスカントリーがありました。クロスカントリーなら一度は耳にしていることはあるのではないでしょうか?!トレイルランニングは、欧米ではとても盛んなスポーツの一種です。一時期は登山する人が減少した時期もありましたが、ここランニングブームのあと「山ガール」という言葉も出てように登山する人口も増え、ランニングを趣味にしていた人がトレイルに入ってきたこともトレイルランニングが増えた要因と言われています。トレイルランニングもマラソンと同じくレースが開催されています。「ハセツネカップ日本山岳耐久レース(通称:ハセツネ)」とよばれる奥多摩の山地71.5㎞のコースを制限時間24時間で競う大会や、「富士登山競争」もあります。富士吉田市役所がスタート地点で、ゴールは富士山頂。総距離は21㎞を制限時間4時間30分で競うレースです。途中制限で引っかかりなくなく最後までいけない選手も多いので、「富士登山競争」で完走することを目標に掲げて、日々トレーニングに励んでいる方々も大勢いらっいます。ちなみに完走率は50%を切っています。過酷といわれる北海道マラソンでも52%なので、いかに富士登山競争では完走が難しいかということです。関門は2か所で、五合目と八合目にあります。五合目の制限時間は2時間20分。そして七合目からは岩場も通過しなくてはいけません。そして高所になるので高度障害が出るかでないか。という点でも完走できるかどうかに繋がります。
ランニングファッションはどうでしょう。以前ののマラソンウェアは、実業団の選手のようなランニングシャツにランニングパンツでしたが。実業団でもなく、エリートランナーのように早い走力がない人は、鍛え抜かれた脚ではないので、とても恥ずかしくて、短パンなど履けるはずもありませんでした。Tシャツにジャージ。もしくはハーフタイプのジャージにTシャツでした。2005年~2006年ぐらいランニングスカート(通称、ランスカ)の登場で、ランニングウェアもずいぶんと変化しました。ロングタイツにレギンス。それにランニングドレス(通称、ランドレ)と呼ばれるワンピースタイプもあります。それもカラフルな色使いで、レギンスには模様があったり、ランニング以外でもOKなウェアもたくさん豊富にあります。そして機能付きタイプのウェアもたくさん出ています。機能付きタイツ(もしくはレギンス)には、膝や腰をサポートする機能が入っていたり、着用することで疲労をとってくれるタイプのものなど、こちらもいろいろな機能がウェアに付いています。ランスカ・ランドレの他にもチュニックタイプもあります。お腹周りの贅肉が気になって、ダイエットにランニングを始める場合、お腹周りをなるべく隠したいもの。そのお腹周りが分からないようデザインされているウェアは、タウン用と見間違えるほどなので、かなり多様化していてカラフルになっています。今ではランニングウェア―のファッションショーもあるぐらいです。そして、スポーツブランドだけではないアパレルも、ランニングウェアに参入してきていてるので、選ぶ側としたら選択肢が増えていくので嬉しい限りです。
ウェアも、昔と比べるとずいぶん変わりましたが、もちろんランニングシューズも、かなりオシャレでカラフルな物がたくさん出ています。ランニングシューズも用途によって種類もいろいろあります。100キロを走るウルトラマラソン用・トレイルラン用。そして裸足で走っているような感覚んある5本指シューズもあります。そしてランニング用といっても走力によってシューズを選びます。駅伝選手などかなりスピードがある人と初心者とはソールの厚さも違ってきます。クッション性が高いもの、安定性がたかいものとランニング用といっただけでも種類もいろいろあります。そしてシューズの色もカラフルになっていて、洋服と同じようにシューズを選ぶことが出来ます。
2011年のホノルルマラソンのサポーティングスポンサーになっているアディタスのシューズはどのようなシューズがあるのかランニング限定でみてみます。
カテゴリーの中でナチュラルランニングがありますが、ナチュラルランニングのタイプは、より自然で効果的に「足裏全体着地」ができるタイプのシューズになっています。
サブ4とかサブ3.5とありますが、サブ4はフルマラソンを4時間以内で完走することをサブ4といいます。サブ3.5の場合はフルマラソンを3時間半以内に完走することをいいます。サブ4は3時間台で走ることになるので、マラソンを始めてだんだん距離を積みマラソン大会などに出場することによって「いつか3時間台で走りたい!」という一つの目標にもります。フルマラソンを3時間59分でゴールするとした場合に、平均5分40秒/km で走る必要があります。それぐらいなら大丈夫!と思うかもしれませんが、フルマラソンなので42.195kmという距離になると、最初はよくても時間の経過とともに身体も重くなり脚も重たくなります。そしてロードレースなので、当然風が吹いていますしアップダウンもあります。その中で4時間を切るということは、過去に陸上部で経験がある人以外の走り始めたランニングビギナーならば「サブ4になる!」という大きな目標になります。
目指せサブ4ですが、サブ4達成したランナーに聞くと一ヶ月に何キロ走っているか?!となると200キロ走っているそうです。そして、月間200キロを越えるようなトレーニングが望ましいとランニング雑誌にも書かれています。(もちろん中には月間100キロでも達成しているランナーもいらっしゃいます。羨ましい・・)
そして、達成には練習方法も工夫しなくてはなりません。いつも同じように走るのではなく、複数の練習を織り交ぜ、本命レース前までに3~6ヵ月をかけて練習することが推奨されています。
一週間に一度はLSDをするように・・とも言われていますが、LSDは Long Slow Distance の頭文字を取っている言葉で「一定の距離を長い時間ゆっくり動く」という意味です。どのぐらいペースかというと、こちらもいろいろな意見がありますが、「ゆっくりと話せるペースで長い距離を走る」という意見もありますし、息の切れないペースで。という意見もあります。また心拍数で計算する方法もあります。
この計算方式でだした心拍数の状態で走るとLSDトレーニングと言われています。人によっては筋力を落とさずに疲労回復できるのでLSDをする方もいるようです。フルマラソンを完走する為の脚作りともいえるかもしれません。サブ4で走りきるには4時間、身体を動かし続け走り続けなくては達成することはできません。そして、LSDは90分以上走り続ける事に意味があるとも言われています。脚に持久力をつけるためです。脚にゆっくりとじわじわと負担をかけ続けることで、脚がフルマラソンに対応できる持久力がつくのでしょう。
サブ4を目標にしながらも、仕事が深夜まで続いたりして、なかなか走る時間を取れない人はどうやって走行距離を取ればいいのでしょう?!という質問もあります。仕事をしながら、走る時間を作るのはなかなか難しいものです。出張があったり、忙し日常を送っていると予定通りに走ることなどできません。おまけに家庭があったり子供がいたりすると、仕事が休みの日でもランニングの時間を土日で取るのは難しいと思えます。家族サービスが必要であったり、いろいろ用事などもあると思います。ランニング雑誌では「月間走行距離は200キロ」とよく言われていますが、月に1回の3時間走を定期的に走り、地道な脚作りをして月間走行距離が150キロでもサブ4を達成している人もいます。サブ4ランナー入りはランニングを始めた時目標です。目標達成に向けて頑張りましょう!
ランニング女子集まれっ