スウェード (Suede)は、1968年に発売されたスエードアッパーのスニーカーです。そして、スウェードモデルがベースとなったバスケットボール選手ウォルト・フレイジャー(愛称:クライド)のシグネイチャーモデルでになっているクライド (Clyde) は、プーマを代表するスニーカーというだけでは留まらず、スニーカーの歴史の中でももっともポピュラーなもののひとつになりました。同シューズを太平洋の向こうから輸入していたヨーロッパではステート (State) の名前で知られています。
スウェード/クライド/ステートは初期(1970年代後半から1980年代前半)のヒップホップにおいてBボーイ(ブレイクダンサー)たちから支持されました。ニューヨーク・シティ・ブレイカーズやロック・ステディ・クルーといった著名なブレイクダンサー達にこぞって履かれていました。またグラフィティ・ライター(ストリートでスプレーを使ったアート)のあいだでも愛用されていました。スケードボードのスケーターにはクライドのレザーバージョンであるバスケット (Basket) が、その丈夫さから選ばれていました。1994年にはビースティ・ボーイズ(アメリカ・ヒップホップグループ)が、ライヴでスウェードを履いていたことから再び注目を集めることになりました。
1980年代のイギリスではフットボール・カジュアルズやアシッドジャズのコミュニティのあいだでステートが流行しました。
今では一般的となっている、スポーツブランドとファッションデザイナーまたはブランドとのコラボレーション(共同開発)ですが、その先駆けとなったのが1998年のプーマとジル・サンダーによるコラボレーションでした。ジル・サンダー(※1)とのコラボレーションによるコレクションは2009年まで続きました。
日本のシューズデザイナー三原康裕(※2)が手掛ける革靴ブランド・ミハラヤスヒロとのコラボレーションは、2000年に始まりました。コラボレーションが始まった当初は、日本限定2000足という小さな規模でしたが、好評を受けて翌年から世界展開になりました。 イギリスのファッションデザイナー・ニール・バレット(※3)は2005年にプーマの「96 HOURS」ラインのクリエィティブディレクターに就任しました。またバレットはそのほかに自身のブランドとプーマのコラボレーションも行なっています。 フセイン・チャラヤン(※4)は2008年にプーマのスポーツファッションコレクションのクリエイティブディレクターに就任しました。
アレキサンダー・マックイーン(※5)とのコレクションは2006年に始まりました。2010年にデザイナーのアレキサンダー・マックイーンが死去しましたが、プーマとアレキサンダー・マックイーンとのコラボレーションはその後も継続しています。
2008年にはイタリアのラグジュアリーシューズブランドのセルジオ・ロッシ(※6)と、2004年にはインダストリアルデザイナーのフィリップ・スタルク(※7)とのコレクションを発表しています。
サッカー選手達にとって、プーマは定番中の定番ブランドです。ペレ、ヨハン・クライフ、ディエゴ・マラドーナ、ローター・マテウスなど、世界でもトップクラスのプレイヤー達も使用していました。日本でも定番中のブランドで、三浦知良をはじめとして、プーマのスパイク使用のトップ選手は多いです。現在では、テレビコマーシャルにサッカーの神様のペレを起用しています。日本専売モデルの、「パラメヒコ」は中学生からプロの選手に至るまで愛用者が多くいます。1986年の発売以来、20数年たった現在でも「パラメヒコ」は大幅なモデルチェンジ(新たなスタッドパターンを採用した派生モデルはある)する事はなく、多くのサッカー選手に選ばれています。アディダスの「コパ・ムンディアル」と同様に、愛用者が引き続き同モデルを使用し続ける事が多いモデルが「パラメヒコ」です。
サッカー商品に関しては世界的に「love=football」(ロゴではloveはハートマーク、footballはサッカーボールで表記)をキャッチコピーにして展開しています。
1998年にプーマがモータースポーツ分野に正式に参入しました。2005年にF1のスクーデリア・フェラーリとの契約以降、シューズやウェアなどすべてのユニフォームを提供してサポートしていることを始め、多くのF1ドライバーがプーマのレーシングシューズを着用しています。2010年より日本でも正式に国際自動車連盟(FIA)公認モデルが発売開始されました。SUPER GTをはじめとして、日本の各カテゴリーでも装着率が増えています。
二輪界ではロードレース世界選手権(MotoGP)に参戦するドゥカティ・ファクトリーチームのサポート契約をしています。DUCATI とのダブルネームを含む本格的なモーターサイクル・ブーツが販売されています。
陸上競技では、男子100mの世界記録保持者のウサイン・ボルト等がプーマのスパイクを着用していることがよく知られていますが、男子マラソンのアベベ・ビキラが1964年の東京オリンピックの際にプーマのシューズを着用して金メダルを獲得しています。ちなみにアベベ・ビキラはこの時、世界最高記録で、ローマオリンピックに続き史上初の五輪金メダル連覇を成し遂げました。(実際にはオニツカ制のシューズを鬼塚社長より毎日マラソンから送られて履いていましたが、東京オリンピックの際にはプーマを着用していました)
ヨーロッパやアメリカ大陸でも、かなりのクラブチームとスポンサー契約を結んでいます。他にもたくさんのアスリートと契約を結んでいます。珍しいところで言いますと、大相撲の元関脇隆乃若に対して、初めて化粧まわしを制作しました。化粧まわしのデザインは、黒字に金色でPUMAのロゴとマークが入っていた化粧まわしです。そして、プーマは全国高校サッカー選手権大会に第84回大会から協賛しています(それまではナイキが協賛)。この大会のテレビCMでは、大会に出場したプーマ契約の現役選手を起用することで有名です。
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